プクロー日記 ~番外編~ 司馬遼太郎「21世紀に生きる君たちへ」
2019/12/13
皆様、こんにちは。
エクスパンス池袋店のプクローです!(^^)!。
プクロー日記の番外編は
プクローが日常で感じたことなどを
綴っていきたいと思います。
ある日ふと思い立ち、自宅の本棚にあった
司馬遼太郎さんの「21世紀に生きる君たちへ」を
読み返しました。
司馬遼太郎さんは、日本を代表する小説家。
「梟の城」「竜馬がゆく」「坂の上の雲」など
数々の歴史小説を残されました。
残念ながら、作品を読んだことはなく
小学生の教科書にも掲載されていると話題になった
「21世紀に生きる君たちへ」
だけが、唯一読んだことのある作品です。
「私は歴史小説を書いてきた」
という言葉から始められるこの作品は
「人は何のために生きるのか」
を、司馬遼太郎さん自身が
語りかけてくれているかのようです。
~以下、抜粋~
「いたわり」
「他人の痛みを感じること」
「やさしさ」
みな似たような言葉である。
この3つの言葉は、もともとひとつの根から出ているのである。
根といっても本能ではない。
だから私たちは訓練をして
それを身につけなければならないのである。
~中略~
鎌倉時代の武士たちは
「たのもしさ」
ということを大切にしてきた。
人間はいつの時代も
たのもしい人格を持たねばならない。
~中略~
自分に厳しく、他人にはやさしく、とも言った。
いたわりという言葉も使った。
それらを訓練せよ、とも言った。
それらを訓練することで、自己が確立されていくのである。
そして ”たのもしい君たち” になっていくのである。
エクスパンス池袋店
プクロー