ヘッドマッサージの効果とマッサージ法解説!肩こり解消に最適なツボ
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「肩こりにヘッドマッサージがいいって本当?」、「何でヘッドマッサージが肩こりに効果があるんだろう」と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか?
スマホの普及によって、肩や首のこりを感じる人が多くなっています。
肩こりの悩みを解消するのにおすすめなのが、ヘッドマッサージです。
ヘッドマッサージは血行を促進し、筋肉の緊張を和らげることで、肩こりの改善に役立ちます。
この記事では、ヘッドマッサージの効果や具体的なマッサージ方法、肩こりに効果的なツボを紹介します。
肩こりに悩んでいる人は、ぜひこの記事を読んでヘッドマッサージを取り入れてみてください。
肩こりの主な原因とは?
肩こりの原因は1つだけではありません。
多くの場合、複数の原因が重なっていることが多いです。
ここでは、肩こりの主な原因を紹介します。
肩こりの原因を知ることで、最適な対策が講じられるようになるでしょう。
長時間のデスクワークやスマホ使用
長時間同じ姿勢で作業したり、スマホを見続けたりすると、首や肩の筋肉が緊張し、血流が悪くなります。
血流が滞った状態が続くと、首から肩にかけての筋肉が硬くなり、肩こりを引き起こすでしょう。
また、姿勢が悪いと、首と肩への負担が通常の4〜6倍になります。
そのため、姿勢不良の人は、肩こりに悩む人が多いです。
血行不良による筋肉の硬直
血流が悪くなると、筋肉に十分な酸素や栄養が届かず、老廃物がたまりやすくなります。
その結果、筋肉が硬くなり、肩こりを引き起こします。
冷え性の人に慢性的な肩こりに悩む人が多いのは、冷えによって血行不良になりやすいためです。
ストレスによる自律神経の乱れ
ストレスがたまると自律神経が乱れるため、身体が無意識のうちに力が入り、筋肉の緊張状態が続くことで、肩こりを引き起こします。
また、ストレスは交感神経を優位にし、血圧を上昇させます。
血圧が高くなると、血流が悪くなるため、肩こりの原因になるのです。
運動不足や生活習慣の影響
筋肉には、血液を押し出すポンプの役割があります。
運動不足は、ポンプの役割がある筋肉を衰えさせるため、血行不良による肩こりの原因になります。
また、不規則な生活や睡眠不足も肩こりの原因です。
生活習慣の悪化は自律神経に影響を与え、交感神経を優位にします。
交感神経が優位になることで、身体が緊張状態になり、肩こりを悪化させるのです。
ヘッドマッサージの効果とは?
「なぜ頭をマッサージすると、肩こりが解消するんだろう」と疑問に思っている人は多いでしょう。
頭と肩は離れた場所にあるのに、肩にも効果があるなんて不思議ですよね。
ここからは、ヘッドマッサージの効果を紹介します。
なぜ肩こりに効果があるのかチェックしていきましょう。
血行促進で肩こりを和らげる
ヘッドマッサージを行うことで、頭や首周りの血流が改善されます。
血行がよくなると、肩に流れる血液の量も増加し、筋肉の緊張が和らぎ、肩こりの緩和につながるのです。
また、血流が改善されることで、酸素や栄養が筋肉に行き渡り、老廃物の排出もスムーズになります。
肩こりだけでなく、むくみによる重だるさも解消されるでしょう。
ストレス軽減で自律神経を整える
ヘッドマッサージを行うことで自律神経が刺激され、副交感神経が優位になります。
副交感神経が優位になることで、心身がリラックスし、筋肉の緊張を和らげます。
また、副交感神経が優位になることで、血圧を落ち着けたり、血行が促進したりするため、肩こり解消に効果的です。
眼精疲労の緩和
眼精疲労も肩こりの原因のひとつです。
ヘッドマッサージをすると、目の周りの血流が改善されるため、眼精疲労が緩和し、肩こりの軽減につながります。
ヘッドマッサージについては、こちらの記事でもくわしく解説しています。
自宅やオフィスでできるヘッドマッサージの方法
ヘッドマッサージは、特別な道具がなくてもできるため、自宅やオフィスで簡単に行えます。
仕事の休憩時間など、ちょっとの時間でできるので、ぜひ試してみてください。
- 1. 円を描くようにこめかみをほぐす
- 2. こめかみから頭頂部に向かって、指の腹をすべらせるようにほぐす
- 3. 頭頂部を指の腹でつまむようにマッサージする
- 4. 首のつけねの凹みを親指の腹で圧迫する
マッサージをするときは、適度な強さを意識して行いましょう。
頭部のツボ刺激で肩こりを軽減
ヘッドマッサージをするとき、一緒に頭のツボを刺激するのがおすすめです。
頭のツボには、肩こりに効果的なツボが多くあります。
ここでは、肩こりに効果的な頭のツボを紹介するので、ぜひ挑戦してみてください。
百会(ひゃくえ)
百会は、頭のてっぺんのくぼみにあるツボです。
自律神経を整える効果があり、肩こりや眼精疲労、ストレスの緩和、不眠の軽減に効果があります。
中指や人差し指でゆっくりと圧迫することで、血流の循環が促され、肩こり解消にいい影響を与えてくれるでしょう。
風池(ふうち)
風池は、首付け根のくぼみにあるツボです。
首や肩の血行を促し、肩こりを和らげてくれます。
両手の親指を使い、ななめ上に向かって少し強めに押しこむことで、風池が刺激され、首の緊張がほぐれます。
天柱(てんちゅう)
首の後ろには、太い筋肉が2本通っています。
天柱は、首の付け根の太い筋肉の両脇にあるツボです。
天柱を刺激すると、首や肩の血流が良くなり、肩こりや眼精疲労を緩和してくれます。
両手の親指をツボに当て、上を向くように頭を動かすことで、効果的に天柱を刺激できます。
ヘッドマッサージを行う際の注意点
間違った方法でヘッドマッサージを行うと、頭皮トラブルの原因になります。
ヘッドマッサージを行うときは、これから紹介する「注意点」に気をつけましょう。
力を入れすぎない
強い力でヘッドマッサージを行うと、逆に筋肉が緊張してしまいます。
揉み返しとして、痛みや吐き気、めまいなどの症状が起きる可能性もあるので、力の強さには注意しなくてはいけません。
また、力が強すぎると、頭皮にダメージを与える可能性もあります。
頭皮はデリケートな部分なので、適度な力で優しくマッサージをするようにしましょう。
継続することが大切
ヘッドマッサージの効果は、1度だけで十分に実感することはできません。
肩こりが気にならなくなるまで効果を実感するためには、継続することが重要です。
「毎日5〜10分」を目安に、決まった時間にヘッドマッサージを行うことで、無理なく習慣化できるでしょう。
皮膚トラブルがある場合は控える
頭皮に炎症や湿疹、傷がある場合は、ヘッドマッサージを控えましょう。
頭皮にトラブルがある状態でマッサージをすると、症状が悪化する可能性があります。
ヘッドマッサージによる頭皮への刺激が心配な人は、オイルやローションを使いながら優しくマッサージするのがおすすめです。
適切な頻度と時間を守る
自分でヘッドマッサージをするときは、「1日1回、5~10分程度」を目安に行うのがおすすめです。
自分でマッサージをすると、痛い場所や調子が悪い場所を重点的にマッサージしすぎてしまう傾向があります。
そのため、長時間ヘッドマッサージをしてしまうと、頭皮や頭の筋肉に負担をかけてしまう可能性があります。
また、長時間自分でヘッドマッサージをすると、髪を傷めかねません。
適切な頻度と時間を意識して、ヘッドマッサージで肩こり解消を目指しましょう。
ヘッドマッサージ以外の肩こり解消法
慢性的な肩こりに悩んでいる人は、リラクゼーションを併用するのがおすすめです。
ここからは、ヘッドマッサージと併用したい、おすすめの肩こり解消法を紹介します。
ストレッチで肩甲骨をほぐす
肩こりに悩んでいる人は、肩甲骨周りがガチガチになっていることが多いです。
腕を大きく回したり、胸を開くようなストレッチを行い、肩甲骨をほぐしてあげましょう。
肩甲骨をほぐすことで、肩周りの血流が促され、肩こり解消に効果的です。
ツボ押しで即効ケア
ヘッドマッサージに合わせて、ツボ押しを取り入れるのもおすすめです。
以下に肩こりに効果的なツボを紹介するので、参考にしてみてください。
- ・合谷(ごうこく)
親指と人差し指の間にあり、血流循環の改善や肩こり解消効果があります。 - ・肩井(けんせい)
首の付け根と肩先の中間にあり、肩の緊張をほぐす効果があります。
適度な運動で血行を促進
ウォーキングやストレッチ、ヨガなどの軽い運動は、血流を改善する効果があります。
また、ウォーキングは、血液のポンプの役割を果たす筋肉をしっかり使えるため、冷えを解消したい人にもおすすめです。
全身がポカポカとしてくると、肩こり解消効果も高くなります。
温めるケアで血行促進
身体を温めると、筋肉の緊張がほぐれ、血行が促進されます。
蒸しタオルや湯たんぽ、カイロなどを使って、首や肩を温めてあげましょう。
また、足湯や湯船にゆっくりと浸かることで、全身の血流が良くなるため、肩こりの軽減につながります。
ヘッドマッサージで肩こりをスッキリ解消!
この記事では、ヘッドマッサージの効果や肩こり改善に効果がある理由、ヘッドマッサージの方法を紹介しました。
ヘッドマッサージを行うことで、筋肉の緊張がほぐれ、血流が改善されます。
これにより、肩こりの解消が期待できるでしょう。
慢性的な肩こりに悩んでいる方は、ぜひヘッドマッサージを習慣にしてみてください。
継続することで、肩こりが和らぎ、日常生活もより快適になります。
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