体質改善で頭痛が治る?タイプ別の症状改善方法を紹介
その他
日本では、4人に1人が頭痛に悩んでいるといわれています。
近年では、天気予報に「頭痛予報」が組み込まれることからも、多くの人が頭痛に悩んでいると考えられます。
激しい痛みによって生活の質が低下することもある頭痛ですが、実は体質改善で解消される可能性があるのはご存じでしょうか?
この記事では、体質改善によって頭痛を治す方法や注意点を解説しています。
頭痛に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。
体質改善で頭痛は治るのか?
「本当に体質改善で頭痛が治るんだろうか?」と疑問に思っている人もいるでしょう。
頭痛は、食生活や生活習慣、ストレスなどが原因に起こることが多く、これらの原因を取り除いてあげるだけで、頭痛を解消できる可能性があります。
しかし、頭痛のタイプによっては医学的アプローチが必要なこともあるので要注意です。
頭痛の見極め方については、次の章で詳しく解説します。
体質改善には頭痛の見極めが重要!
頭痛にはいくつか種類があります。
最も代表的なものが、片頭痛・緊張性頭痛・群発性頭痛です。
頭痛の種類によって原因やアプローチが異なるので、自分がどのタイプの頭痛なのか見極める必要があります。
片頭痛
片頭痛は、どちらかのこめかみ周辺に痛みが生じる頭痛のことです。
吐き気や感覚過敏、視界にギザギザとした光が映りこむ(閃輝暗点)ことがあります。
片頭痛は、チョコレートや赤ワインなどの刺激物、ストレスが原因になることが多いです。
そのため、食生活や生活習慣を見直し、適度な運動やストレス管理を行うことで、片頭痛を改善できる可能性があります。
緊張性頭痛
緊張性頭痛は、頭が締め付けられるような、ズキズキと脈打つような頭痛のことです。
首筋から後頭部や頭全体、目の奥に痛みや違和感が生じます。
緊張性頭痛は、長時間のデスクワークや姿勢不良、ストレスが原因になることが多いです。
このタイプの頭痛を改善するためには、姿勢改善や適度な休息、運動、ストレス管理が効果的です。
群発頭痛
群発性頭痛は、これまで紹介した頭痛で最も症状が重く、強い痛みを引き起こす頭痛です。
痛みの強さから殺人頭痛とも呼ばれ、目の奥を中心にじっとしていられないほどの痛みが起こります。
年に数回頭痛発作が起こり、頭痛が頻発する群発期には、激しい痛みが1時間〜2時間程度続きます。
群発性頭痛のメカニズムは未だ解明されていないため、体質改善で症状を解消することは難しいでしょう。
頚や頸動脈管が原因になっているのではないか?という説が最も有力なので、アルコールや香辛料の摂取を控えたり、運動やサウナ、入浴を控えたりして、必要以上に血行がよくならないようにするのがおすすめです。
また、自律神経のバランスが乱れると群発性頭痛が起きる可能性があるため、規則正しい生活を心がけましょう。
体質改善で頭痛を治すには?
体質改善で頭痛を治すためには、頭痛の原因となる生活を見直す必要があります。
ここからは、体質改善で頭痛を治す方法を紹介するので、頭痛に悩んでいる人は、ぜひ実践してみてください。
チョコレートや赤ワインなど頭痛の原因になる食べ物を控える
チョコレートや赤ワイン、チーズ、ビール、ヨーグルト、納豆などの発酵食品や熟成された食材には、頭痛の原因となるチラミンという成分が含まれています。
チラミンは血管を収縮させる作用があるため、片頭痛持ちの人は控えるのがおすすめです。
柑橘系の果物やナッツ、肉や魚の加工製品、グルタミン酸が添加された食品も頭痛を引き起こす可能性があるため注意しましょう。
味噌汁や納豆などの和食中心の食事を心がける
頭痛を防ぐ食べ物として、マグネシウムやビタミンB2が挙げられます。
マグネシウムは血管の緊張や炎症を解消する効果があり、ビタミンB2にはマグネシウムの働きを補う効果があります。
マグネシウムやビタミンB2は、和食に多く含まれる栄養素なので、普段の食事は積極的に和食を取り入れるのがおすすめです。
生活に適度な運動を取り入れる
緊張型頭痛の場合、適度な運動を行い筋肉の緊張を和らげることで、頭痛予防になります。
しかし片頭痛の場合、血流の循環がよくなることで、頭痛が悪化してしまうことがあるため注意が必要です。
自分の頭痛のタイプに応じて、適度な運動を取り入れましょう。
ストレスを溜めない
緊張性頭痛は、ストレス頭痛と呼ばれるほどストレスと関係性が深い頭痛であることが知られています。
しかし、ストレスで頭痛が起きるのは緊張性頭痛だけではありません。
緊張性頭痛の場合、ストレスを感じているときに頭痛が起こりますが、片頭痛の場合はストレスから解放されたときに頭痛が起こります。
そのため、ストレス管理を行うことで、頭痛の原因を取り除くことが可能です。
適度に睡眠を取る
寝不足や寝すぎは頭痛を引き起こす原因です。
8時間程度の睡眠時間を確保し睡眠の質に気を配ることで、頭痛を予防できます。
睡眠の質を高めるためには、寝る前のカフェインやアルコール、タバコは控え、寝室を快適な室温・湿度に整えましょう。
また、ブルーライトや明るい光を避けることも重要です。
空腹時の頭痛や食べると治る頭痛は血糖値が原因かも?
頭痛に悩んでいる人の中には、「お腹がすいているときに頭痛が起きる」、「何か口にいれると頭痛が収まる」という人もいるようです。
このような症状に悩んでいる場合、低血糖が原因になっている可能性があります。
低血糖とは、血中のブドウ糖濃度が低くなっている状態のことで、頭痛や吐き気、倦怠感、動悸などの症状が起こります。
低血糖を繰り返すと症状を自覚できなくなる、 無自覚低血糖になり、突然昏睡してしまうこともあるため注意が必要です。
低血糖は、食事を抜いたり、アルコールを摂取したりしたときや、運動後、薬の副作用として起こることがあります。
低血糖の症状が疑われるときは、ラムネやアメ、清涼飲料水を飲むなどして血糖値を上げましょう。
症状を繰り返すときや、意識障害が起きた際は、必ず医師に相談してください。
頭痛が起きているときは安静にするのが一番
頭痛が起きているときは、無理せず安静に過ごすのが一番です。
明るい部屋にいると頭痛が悪化することもあるため、暗い部屋で目を閉じ、身体を休めるといいでしょう。
片頭痛や緊張性頭痛をなんとかしたいというときは、日頃の生活に気を付け、頭痛を改善できる可能性があります。
この記事を参考に、頭痛改善にむけた体質改善にも挑戦してみてください。
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