こんにちは!ブログ担当の藤田です!
先日バーベキューに行ってきました!
夏といえば、1回はやりたくなりますよね(*^_^*)
野菜もとれてお肉もとれて、とても満足です!!
そして自然の中で食べる食事はいつもより美味しく感じますよね♪
風に吹かれて、日を浴びて、緑がある、、お腹だけではなく心も満たされます(^^)
アーユルヴェーダでも自然の中で食べることは良いとされています。
自然の中の落ち着いた環境でリラックスしながら食べる・・・とても大事なことです。
さて今回は食事編としてまた食物についてご紹介していきたいと思います。
● 食事 ●
アーユルヴェーダの文献には次のようなことが書かれています。
『ドーシャが調和している人は、食欲があり、身体、精神、感覚は至福にあふれ続けている。
このような人を健康な人と呼ぶ』
それでは、食物とは具体的にどのように分類されているのでしょうか?
●6つの味(ラサ)●
アーユルヴェーダでは食物と治療薬(ハーブ等)を6つの味(甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味)で分類します。
実のところ物質は五元素(空、風、火、水、地)で構成されていると言われていますが、1つか2つの元素が優勢です。
そのため、私達が6つのラサのうち酸味のある食物を食べると、おもに酸味が感じられますが、他の味も含まれていることになります。
ただどの味が好ましいかは、その人の基本原質である体質・ドーシャのバランスの偏りによって変わります。
それぞれの味が精神や身体に与える影響や、ドーシャのバランスにどのように関連するか理解することで、それぞれの人に応じて食物やハーブを選ぶことができ、アンバランスや病気の予防などにより効果的な手段とすることができます。
6つの味(ラサ)についてもう少し細かく見ていきます(^^)
◇甘味
甘味はおもに地と水の元素からなり、カパを増やし、ピッタとヴァータを減らす効果があります。
大抵の人は甘味が好きで、美味しさと満足感を得ます。
自然な甘味をもつ食品(精製した砂糖を使わない)は栄養価が高く、身体と精神を落ち着かせます。
空腹感と喉の渇きをいやし、消化後に身体と精神に満足感を与えます。
すべての組織の成長、強さ、発展を促し、体重と水分を増やすためカパが増えますが、ヴァータタイプの人にはいいと言われています。
甘い味の食品は、体力と生命力を高め、皮膚と髪をうるおし、感覚器官に滋養を与え、幸福感をもたらします。
※甘味の属性は、冷性、重性、油性であるため、アグニ(消化の火)を弱める効果があります。
◇酸味
酸味は、おもに地と火の元素からなり、ピッタとカパを増やし、ヴァータを減らします。
酸味のある食物やハーブにはリフレッシュ効果があり、精神に刺激を与え、老廃物の排出を促し、唾液やその他の消化液の流れを良くします。
それによって食欲が高まり、消化吸収が改善されて、ぜん動が規則正しくなります。
酸味は生殖器以外すべての組織をつくり、エネルギーと生命力を強め、心臓を強化します。
ヴァータタイプの人にとっては、抑制効果があります。
※酸味の食物には、温性と湿性の効果があり、過剰になると、消化管がオーバーヒートして消化不良、胸やけ、胃酸過多を引き起こします。
◇塩味
塩味はおもに水と火からなり、塩味の食物とハーブはカパとピッタを増やし、ヴァータを減らします。
塩はサンスクリット語で「サルヴァ・ラサ」といい、すべての味を引き立たせると同時に、食欲を増進することから、「すべての味」という意味を持っています。
塩味は少量で食欲、消化、吸収を促し、大量に使用すると胃酸過多、発熱、炎症、発疹などのピッタの症状を悪化させます。
また老廃物の排出を助けることから、デトックス効果があると言われています。
塩には吸湿作用があるため、体内に水分を保ちます。
(水分は唾液などを薄め、体内で滞りやすい密度の高い物質をゆるめます。)
※塩を多くとりすぎると枯渇作用が起き、筋肉を弱めるほか、早期老化し、しわ、白髪の原因となります。
また塩味の食物をとりすぎると、水分貯蓄があ増え、高血圧になります。
◇辛味
辛味は、おもに火と風からなり、ピッタとヴァータを増やし、カパを減らします。
辛味の食物とハーブは消化吸収の流れを刺激し、食欲、消化、吸収を改善します。
動作を促し、経路を清浄化して障害物を取り除き、身体からの分泌物を促し、粘液、精液、母乳、脂肪などのカパ的な分泌物を減らします。
組織や臓器に刺激的な作用を及ぼします。
辛味のハーブや食物は、細菌や寄生生物の破壊を助け、熱性の効果によって眼を潤し、鼻水を生じさせ、循環と発刊を増やします。
思考と感覚に刺激を与え、肥満改善に役立ちます。
※辛味の食物を過剰に食べると、下痢、胸焼け、皮膚の乾燥、その他の皮膚のトラベル、生殖能力の低下をまねくことがあります。
◇苦味
苦味は、おもに風と空からなり、ヴァータを増やし、ピッタとカパを減らします。
苦味は6つの味の中でも最良とみなされています。
苦味の食物とハーブは少量で、すべての味を正常に戻し、大食を減らすといわれています。
苦味は食欲を増し、消化を改善し、解毒作用をもたらします。
苦味のハーブはしばしばアーマ(毒素)、寄生生物、その他の消化管の微生物の除去に用いられます。
また苦味は肝臓に影響を与えて、胆汁の流れを刺激し、肝臓の解毒作用を助けます。
苦味の食物とハーブは、炎症を抑えるため、皮膚疾患や発熱の治療に役立ちます。
また脂肪、汗、粘液を減らしれ、張りのある肌を保ち、体重を減らし、過剰な水分やその他の要素を身体から排出するのを助けます。
※苦味を過剰にとりすぎると、アグニを減らし、ヴァータを悪化させ、身体や心に枯渇作用を与えます。
◇渋味
渋味は、おもに風と地からなり、ヴァータを増やし、ピッタとカパを減らします。
渋味の食物とハーブは、唾液その他の分泌液を減らして乾燥を招き、口をすぼめたくなるような感覚を生みます。
身体のあらゆる部分の調子を整え、抑制し、過剰な粘液などの分泌物を減らします。
止血効果があると言われ、傷の治癒を促し、出血を減らします。
※渋味のお食物やハーブを過度にとりすぎると、糞便、尿、汗の排出を抑え、体内に毒素が蓄積しています。
6つのラサにはそれぞれいいところと悪いところがあります。
今、自分はドーシャでは何タイプなのか、疲れているところはどこか等、自分の身体の状態を見極め食事をとることが大事ですね(^^)
また次回でそれぞれのドーシャに合う食事などをご紹介していきたいと思います。
●おまけ●
夏にバーベキューをご予定の方に!!
それぞれのオススメの食べ方をご紹介します。
*VATA
・栄養価の高い赤身の肉はオススメです!豚肉か牛肉か自分の体質に合う方を・・
・冷たい飲み物は身体を冷やすので控えめに!
・温かい飲み物で身体を温めつつ胃をきれいに♪
*PITTA
・肉を食べる時は野菜をまいて一緒に食べる
・塩分や辛味のある食べ物は控えめに!
*KAPHA
・塩分を控える
・香辛料などのスパイス系のもので味付けを!
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