「ふくらはぎがだるくて、自分でマッサージをしてみたら激痛が走った」という経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。
ふくらはぎをマッサージした際に痛みが起きる理由は、筋肉の疲労だけとは限りません。
中には、放置していると症状が悪化してしまう病気が隠れている可能性もあるので注意が必要です。
この記事では、ふくらはぎの「マッサージで痛みが起きる理由」や「マッサージの注意点」、ふくらはぎの「セルフケア方法」を解説します。
ふくらはぎのだるさや痛みにお困りの人は、ぜひ参考にしてみてください。
むくみを解消するために、足のマッサージをルーティンにしているという人も少なくありません。
しかし、ふくらはぎに痛みがある場合は、マッサージによって症状が悪化してしまう場合があります。
そのため、セルフマッサージをするときは、マッサージをしてもいい症状なのか、悪い症状なのかを見極める知識を身につける必要があります。
まずは、ふくらはぎのマッサージで痛みが生じる理由と対処方法を解説するので、ふくらはぎに痛みがある人は、当てはまるものをチェックしてみてください。
むくみは、血流の循環が滞り、老廃物や水分が溜まった状態です。
むくみの症状がひどい場合、マッサージによって痛みが生じることも珍しくありません。
むくみを解消したいけど、マッサージをすると痛みが走るという時は、まず、血流の循環を促してあげることが大切です。
手のひら全体で適度な圧をかけながら、足首から膝に向かってふくらはぎをなでてあげましょう。
また、むくみによる痛みが強すぎる場合は、無理に自分でマッサージせず、プロにお願いするのもおすすめです。
ふくらはぎの痛みには、身体の不調が隠れていることがあります。
たとえば、ふくらはぎの内側の痛みは婦人科系や肝臓の不調、外側の痛みは肩こり、裏側の痛みはストレスやむくみが原因といわれています。
上記の原因に心当たりがある人は、大本の原因を取り除くことが大切です。
ゆっくり休息を取ったり、睡眠時間や食事、姿勢を見直したりして、生活習慣を改善しましょう。
ふくらはぎの筋肉が強く張っているときは、マッサージをすると痛みが走ることが多いです。
とくに、立ち仕事、歩き仕事、ヒールの高い靴、足に合わない靴を履いている人は、足の筋肉が張りやすいため、ふくらはぎの痛みを感じやすい傾向にあります。
ふくらはぎの筋肉が強く張っているときに、自己流のマッサージをしてしまうと、強い揉み返しがくる可能性が高いため、プロに筋肉をほぐしてもらいましょう。
セルフケアで改善したいという時は、マッサージの前に、ふくらはぎの筋肉を温めるのがおすすめです。
筋肉は温めると緊張がほぐれるので、お風呂や足浴で筋肉がゆるんだことを確認してから、優しく手のひら全体を使って揉みほぐしましょう。
ふくらはぎの筋肉に炎症が起きている場合は、マッサージによって激痛が走ります。
この状態でマッサージをすると、炎症が悪化し治りが遅くなるので、マッサージをしてはいけません。
炎症が起きているかどうか見極めるポイントは、「見た目」や「触ったときの熱っぽさ」です。
ふくらはぎが明らかに腫れて、左右で形が異なるようなときや、左右のふくらはぎを触り比べて、痛い方のふくらはぎが熱くなっているときは、確実に炎症が起きています。
炎症が起きているときは、保冷剤などで痛みのある場所を冷やし、安静に過ごしましょう。
痛みが強い場合や長引くときは、医療機関を受診してください。
座骨神経痛や下肢静脈瘤の人は、ふくらはぎをマッサージすると、痛みが生じることがあります。
どちらも放置すると、症状が長引いたり、悪化する可能性があります。
最悪の場合、歩行困難になることもあるので、気になる症状があるときは、医療機関を受診しましょう。
お尻から足にかけて伸びている座骨神経が、圧迫されることによって痛みや痺れが生じます。
お尻・太ももの裏・ふくらはぎ・すね・足先に症状を自覚する人が多いです。
座骨神経痛は、腰のヘルニアや狭窄症が原因となっていることも多いため、一度整形外科を受診するのがおすすめです。
足の静脈にこぶのようなものができる病気です。
急激に悪化したり、命に関わることはありませんが、慢性的なむくみや足のだるさがおこります。
まれに、潰瘍や湿疹ができることもあるので、重症化する前に医療機関を受診するのがおすすめです。
ふくらはぎのマッサージを行うことで、症状が悪化したり、命に関わる事態に陥ることもあります。
知らないでマッサージをしてしまうと、取り返しの付かないことになってしまうかもしれません。
ここからは、ふくらはぎのマッサージをしてはいけない人として、「2つのケース」を紹介します。
下記に当てはまる人は、状態が回復するまでふくらはぎのマッサージを控えてください。
マッサージは血流の循環を促すため、血栓を刺激してしまいます。
極めてまれですが、マッサージによって血栓が飛び、肺血管閉塞を起こすことがあるようです。
お医者さんにマッサージを禁止されている人は、症状が改善するまでマッサージを控えましょう。
妊娠中は、下肢静脈瘤の発症リスクが高くなります。
妊娠下肢静脈瘤がある状態でセルフマッサージをすると、強い痛みが生じることもあるので、セルフケアはおすすめできません。
通院している産婦人科で了承を得た上で、プロにマッサージをお願いしましょう。
むくらはぎのセルフマッサージは、気をつけなくてはいけない点も多いですが、メリットも多くあります。
ここからは、ふくらはぎの「マッサージのメリット」を紹介します。
足は、立っているとき、座っているとき、常に身体の下にあるため、血流の循環が滞り、むくみが発生しやすい傾向にあります。
マッサージをすると血流の循環が改善され、不要な水分や老廃物が排出されるので、むくみ解消に効果的です。
むくみや筋肉のハリは、足を太く見せる原因です。
マッサージを行うことで、むくみやハリが改善されるので、足が細く見えるようになるでしょう。
ふくらはぎのマッサージによって血流の循環が良くなると、代謝が向上します。
代謝向上によるダイエット効果を期待できるでしょう。
口から取り入れた栄養素は、血流を乗って、身体の隅々までとどけられます。
そのため、血行不良の状態が続くと、肌のターンオーバーが乱れ、ニキビや乾燥、シワ、シミなどの肌トラブルにつながります。
ふくらはぎのマッサージによって血流の循環が改善されると、肌に必要な栄養を届けられるため、肌トラブルの改善が期待できるでしょう。
マッサージには、高いリラクゼーション効果があります。
筋肉の緊張だけでなく、心の緊張も取り除けるので、心身の安定につながります。
ふくらはぎのマッサージは、足のだるさ改善に最適です。
筋肉のハリやむくみを一気に解消できるので、足が軽くなったような感覚を覚えるでしょう。
雑誌やテレビ、インターネットなどで、ふくらはぎのマッサージ方法を採り上げることも多いですが、手順が面倒だったり、覚えられなかったりして、続けられないという人もいるでしょう。
そこで、「4ステップ」で簡単にできるマッサージ方法を紹介します。
ボディークリームやオイルを使って、肌に負担がかからないように、下記のマッサージをしてみてください。
この記事では、「ふくらはぎのセルフマッサージ」について解説しました。
ふくらはぎは、自分でも手軽にマッサージができる部位ですが、思うようにむくみやだるさを改善できないという人も多いでしょう。
そんなときは、プロにふくらはぎのマッサージをお願いするのがおすすめです。
Expanse..では。だるさやむくみとりに最適なアーユルヴェーダトリートメントをはじめとする施術を行っています。
ふくらはぎのむくみやだるさが気になる人は、ぜひExpanse..にご相談ください。
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