ヘッドマッサージで眼精疲労を軽減!つらい疲れ目がやわらぐ理由とは
その他
「目の奥が重い」「画面を見ているだけで目がつらい」
そんな眼精疲労、放置していませんか?
実は、眼精疲労は目元をケアするよりも、頭皮の筋肉をやさしくほぐすことで驚くほど和らぐことがあります。
この記事では、ヘッドマッサージが眼精疲労に効く理由や原因、自宅でできるセルフケア方法を紹介します。
慢性的な疲れ目に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
眼精疲労ってなに?代表的な5つの原因
ヘッドマッサージで眼精疲労を軽減することはできますが、原因を取り除かなければ目の疲れがぶり返してしまいます。
眼精疲労を解消するためには、眼精疲労が起こる原因を特定しなくてはいけません。
まずは、眼精疲労を引き起こす、代表的な「5つ」の原因を紹介します。
長時間のスマホ・パソコン使用
スマホやパソコンの画面を長時間見ていると、まばたきの回数が減り、目の表面が乾燥してきます。
さらに、長時間画面を見続けることで目の筋肉が緊張し、ピント調整機能が疲弊します。
この状態が続くと、目の奥が重く感じたり、焦点が合いづらくなるといった症状があらわれます。
また、デジタルデバイスのブルーライトは、目に過剰な負担をかけるため、眼精疲労の原因のひとつといわれています。
メガネやコンタクトが合っていない
度数が強いメガネを使用していると、近くのものにピントを合わせるために毛様体筋が常に緊張状態になります。
また、乱視や老眼が進んでいるのに、適切な調節がされていないメガネやコンタクトを使い続けることも目へのストレスになります。
度数が合っていないメガネやコンタクトを長時間装用すると、眼精疲労だけでなく、頭痛や肩こりにもつながるため、こまめな度数調整を心がけましょう。
ドライアイ
涙は目の表面を保護し、異物や乾燥から守る役割を持っています。
涙の分泌が不十分だと、目の表面に摩擦が起こり、大きな負担になります。
とくに、エアコンの効いた室内や電子機器の使用でまばたきが減ると、乾燥が進み、眼精疲労を引き起こすので注意が必要です。
眼の違和感やしょぼしょぼ感が起きたら、目薬だけでなく休憩や温めるケアも併用するとよいでしょう。
姿勢の悪さ・肩こり
猫背や前かがみの状態が続くと、首や肩、背中の筋肉が緊張し、血流が悪化します。
その結果、目に酸素や栄養が十分に届かなくなり、目の周辺にだるさや重さを感じやすくなります。
また、長時間のデスクワークは、肩こりや頭痛とセットで眼精疲労が現れることが少なくありません。
正しい姿勢と適度なストレッチを心がけ、眼精疲労を予防しましょう。
ストレスや睡眠不足
通常、睡眠中に目の筋肉や神経は休息し、疲労物質が排出されます。
しかし、睡眠の質が悪かったり、自律神経のバランスが乱れていたりすると、目のまわりの疲労感が蓄積され続けてしまいます。
日頃から眼精疲労に悩んでいる方は、ストレス予防や睡眠の質向上を心がけることで、眼精疲労の根本的なケアにもつながるでしょう。
ヘッドマッサージが眼精疲労に効く理由
ヘッドマッサージは眼精疲労の原因に多角的にアプローチできるケア方法です。
ここからは、ヘッドマッサージが眼精疲労に効果的な理由を具体的に解説します。
血行促進で疲労物質を流してくれる
ヘッドマッサージをすることで、滞った血流が促進され、目のまわりにたまった疲労物質や老廃物の排出が促されます。
さらに、血流が良くなると、酸素や栄養素が目の筋肉や神経にも行き渡るようになるため、眼の疲れをやわらげます。
とくに、後頭部から側頭部にかけてのエリアは、目の働きと深く関係しているため、集中的にケアすることでリフレッシュ効果が期待できるでしょう。
後頭下筋群・側頭筋を緩めることで目の周囲が軽くなる
後頭下筋群とは、首のつけ根付近にある深層筋で、頭の重さを支えながら目の動きをサポートしています。
スマホやパソコンを見る時間が長くなると、後頭下筋群が硬直しやすくなり、首こり・頭痛だけでなく、眼精疲労の原因にもなります。
後頭下筋群から側頭筋をほぐすことで、筋肉のこわばりをやわらげ、眼の疲労感も解消されるでしょう。
ストレス軽減と睡眠の質改善にもつながる
交感神経優位の状態が続くと、常に目が緊張状態になり、まばたきの減少や毛様体筋の硬直などにつながります。
マッサージによって副交感神経が優位になると、目の筋肉もゆるみやすくなり、涙の分泌やピント調節がスムーズに行われるようになります。
また、深いリラックス状態になると、心の緊張もほぐれ、睡眠の質も向上するため、翌朝の目のコンディションにも影響を与えるでしょう。
下記の記事では、ヘッドマッサージの効果やメリット、注意点を解説しています。
ヘッドマッサージについて詳しく知りたい方は、下記記事を参考にしてみてください。
自宅でできる!ヘッドマッサージによる眼精疲労セルフケア
目の疲れを感じたとき、すぐに試せるのがセルフヘッドマッサージです。
手を使って頭皮やツボをやさしく刺激することで、眼精疲労の軽減が期待できます。
セルフヘッドマッサージをするときに覚えておきたいのが、効果的なツボと筋肉の位置です。
たとえば「風池(ふうち)」は、首の付け根の凹みにあるツボで、頭痛や首肩コリ、眼精疲労に効果があります。
また、「太陽(たいよう)」はこめかみ近くの凹みにあり、優しく円を描くように指圧してあげると、眼の疲れを解消できるでしょう。
さらに、後頭部中央寄りのくぼみにある「天柱(てんちゅう)」は、眼精疲労や頭痛の緩和に役立つといわれています。
セルフヘッドマッサージを行うときは、指の腹でゆっくりと円を描くように動かし、1か所につき5〜10秒ほどを目安にマッサージしてみてください。
強く押しすぎず、「気持ちいい」と感じる圧で、呼吸を整えながら行うことが大切です。
時間がないときでも、朝や就寝前の数分間で十分効果を実感できます。
日常的にヘッドマッサージを続けることで、慢性的な眼精疲労の予防につながります。
ヘッドマッサージで眼精疲労はどれくらいで楽になる?
眼精疲労へのヘッドマッサージの効果について、よくある疑問にQ&A形式でお答えします。
Q. すぐに効果は感じられる?
個人差はありますが、1回のマッサージでも「視界がクリアになった」「目の奥の重だるさが取れた」と感じる方は多いです。
とくに、血行不良や筋肉のこわばりが原因で起きている眼精疲労には即効性があります。
ただし、慢性的な疲れやストレス、自律神経の乱れが関係している場合は、継続的なケアが必要です。
1日数分のマッサージを習慣にすることで、根本からの改善を目指せます。
Q. セルフケアとサロン施術、どっちを選べばいい?
日常的な疲れ目のケアにはセルフマッサージが手軽で効果的です。
ただし、後頭下筋群など、自分でケアできない部分にアプローチしたい場合や、首肩のこり・自律神経の不調を感じている方は、プロによる施術を受けるとより高い効果が期待できます。
プロはツボの位置や圧の加減を熟知しており、自分では届かない深部の筋肉までしっかりほぐすことができます。
まずはセルフケアから始めて、改善が見られなければプロの力を借りるのもおすすめです。
Q. 目の奥の痛みや頭痛がある場合はマッサージしていいの?
強い痛みがあるときのマッサージは、症状を悪化させる可能性があります。
目の奥の痛みが長く続く場合や、光がまぶしく感じる、視界がぼやけるといった症状を伴う場合は、医療機関で診察を受けることを最優先してください。
軽い疲れ目であればマッサージが効果的ですが、痛みや違和感が強いときは無理に刺激を与えず、体を休めることが大切です。
眼精疲労に悩んでいる人はヘッドマッサージでケアしてみて
眼精疲労は、放置すると集中力の低下や睡眠障害などにつながることもあります。
ヘッドマッサージは、ツボや筋肉・血流・自律神経といった複数の要因に働きかけ、目の疲れを総合的に和らげてくれます。
眼の疲れに悩んでいる人は、頭皮のケアを習慣にして、心身のリズムを取り戻していきましょう。
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