アーユルヴェーダ初心者でも安心!食事法に大切な8つのルールを解説

アーユルヴェーダ初心者でも安心!食事法に大切な8つのルールを解説

 

体に良いと言われている「アーユルヴェーダ」。
とても興味があるけれど、何からどう始めればいいのか分からない…という人は少なくありません。
そこで今回は、初心者の人でも安心してスタートできるよう、「アーユルヴェーダの食事法」にスポットを当てて、「欠かせない8つのルール」をわかりやすく解説していきます。

 
 

アーユルヴェーダと食事の関係性とは

アーユルヴェーダと食事の関係性とは
 
アーユルヴェーダとは、インド・スリランカで生まれた5000年以上もの歴史を持つ、世界最古の伝承医療のひとつ。
主に「オイルマッサージ」や「ヨガ」、「瞑想」や「呼吸法」、さらには「食事法」などを用いて体と心の健康を保つことを目的としています。

その中でも、私たちが生きる上で必要不可欠なのが食事です。
食事はしっかり消化できるものを、正しい方法で取ることで、体の働きそして心にも影響を与え、豊かにしていく。
こうした考えからアーユルヴェーダでは、食事をひとつの治療法として捉えているのです。

 

「アーユルヴェーダについて詳しくはこちら」
⇒ ご覧ください。

 
 

アーユルヴェーダの食事法に大切な8つのルール

アーユルヴェーダの食事法に大切な8つのルール
 
食事は食べる内容はもちろんのこと、食べ方も重要なポイントです。
では、アーユルヴェーダの食事法に欠かせない、「大切な8つのルール」を紹介します。
 
 

1.規則正しく同じ時間に食べる

 
1.規則正しく同じ時間に食べる
 
毎日同じ時間に起きて寝ると、体のリズムが整い調子が良くなりますよね。
食べることも一緒です。
規則正しく同じ時間に食べる、そうすると体がリズムを覚え、消化や代謝など生理機能の働きが良くなるのです。
 
 

2.適量を食べる

 
2.適量を食べる
 
人によって “適量” はさまざまですが、アーユルヴェーダでの適量とは「次の食事までに無理なく消化できる量」とされています。
また食べるものの質にもよりますが、お腹の中の割合は “1/4液体・2/4個体・1/4空けておく” がベスト。
つまり、腹3/4(7.5分目)を適量としています。
 
 

3.空腹を感じてから食べる

 
3.空腹を感じてから食べる
 
空腹を感じていないということは、消化できていないものがお腹に残っている状態です。
そのまま食事をすると、消化力が落ち、体のバランスが崩れてしまいます。
ですから「空腹を感じる」=前の食事が無理なく消化された合図を待ってから、食べるようにしましょう。
 
 

4.できたてで、温かいのものを食べる

 
4.できたてで、温かいのものを食べる
 
アーユルヴェーダの食事法では、できたてで温かい食べ物にはエネルギーが溢れ、心身ともに滋養する力があるとされています。
毎日忙しく、作り置きが多い生活をしている人も多いかもしれまんせんが、簡単なものでも構いませんので、できるだけ作りたて・できたてで温かいものを食べるよう心がけてください。
 
 

5.適度なスピードで食べる

 
5.適度なスピードで食べる
 
毎日忙しくてゆっくり食事の時間が取れない、または時間はあるけれどつい癖で…早食いになっていませんか。
一方、テレビを見ながら、おしゃべりしながらダラダラと、ながら食べをしてしまう人もいるでしょう。
こうした早食いや、ながら食べは消化不良や消化バランスを崩しがちですので、なるべく一定の時間(目安は1食20分前後)を守りながら食事を取るようにしましょう。
 
 

6.集中し心を込めて食べる

 
6.集中し心を込めて食べる
 
集中し心を込めて食べることで五感が活性化され、食材本来の香りや味を楽しむことができます。
食べ物に感謝しながら、食事を心から楽しめれば、消化機能はさらに高まり心身の働きが良くなるのです。
 
 

7.好きなもの、好きな場所で食べる

 
7.好きなもの、好きな場所で食べる
 
アーユルヴェーダの食事法では、食べるために使う食器道具、さらには場所消化機能を高める大切なポイントとしています。
心を落ち着かせ、心地の良い食事ができる食器や場所を見つけてみてください。
 
 

8.最も大事なのは満足感

 
8.最も大事なのは満足感
 
体に良いからと、好きではないものを食べ続けると、満足感は得られません。
しかし、その時の満足感を得るために、自分の体に合わないものばかりを食べていても、必要とする栄養が不足し、体と心のバランスが不安定になってしまいます。
アーユルヴェーダの食事法では、自分の体に合うものを、おいしく食べられるようにいただく
そうすることで、体と心のバランスを整え、満足感につなげていくのです。

 
 

アーユルヴェーダの食事法のカギとなる「ドーシャ」

アーユルヴェーダの食事法のカギとなる「ドーシャ」
 
私たちの体は、風VATA(ヴァータ)・水 PITTA(ピッタ)・火 KAPHA(カパ)という「3つのエネルギー」によって保たれており、そのエネルギーをドーシャと呼びます。
すべての人が3つのエネルギーを持っていますが、どのエネルギーをどのくらい持っているかによって一人ひとりの体質が変わります。
アーユルヴェーダの食事法では、このドーシャのバランスを知ることが大きなカギとなるのです。
 
 

ドーシャチェックシート

 
ドーシャチェックシート
 
体の特徴と性格の特徴、どの項目が多く当てはまるでしょうか。
体、性格の特徴で当てはまった項目を合計し、いちばん多かったエネルギーが、あなたのドーシャです。

 
 

<体の特徴>

VATA
(ヴァータ)
PITTA
(ピッタ)
KAPHA
(カパ)
体格 瘦せ型 中肉中背 太りやすい
髪質 乾燥、くせ毛 細い、やわらかい 太い、直毛、オイリー
小さい、細い 中間 大きい、まつ毛が濃い
体温 手足が冷えている 温かい 皮膚が冷たい
味覚 酸っぱいものを好む 辛いものを好む 甘いものを好む

 
 

<性格の特徴>

VATA
(ヴァータ)
PITTA
(ピッタ)
KAPHA
(カパ)
記憶力 覚えは早いが忘れやすい 優れている 覚えは遅いが忘れない
決断力 気分屋、優柔不断 とても早い 時間がかかる、慎重
集中力 他のものにも目がいく 好きなことには集中 優れている
短所 不安、心配、恐怖 怒り、イライラ 執着、欲張り
社交性 すぐ友だちになれる 仲良くする前に見極め 仲良くなると長続き

 
 
 

各ドーシャのポイントとなる食べ物

 
各ドーシャのポイントとなる食べ物
 
自分がすでに持っているエネルギーは影響を受けやすく、増えるとバランスを崩し、病気を起こしてしまいます。
ですからエネルギーを増やしてしまわないよう、食事法を用いてコントロールすることが大切です。
では、自分のドーシャが分かったところで、各ドーシャ別に必要なものと避けるべきものを紹介します。

 
 

VATA(ヴァータ)

 
VATA(ヴァータ)
 
ヴァータの特徴は「軽・冷・乾・動」です。
 

  • エネルギーを増やさないために必要なもの
  • ・内側からの乾燥を防いでくれるもの:ギ―オイル、ゴマ油、ゴマ、マスタードシードなど
  • ・体を温めるもの:生姜、スープ、ホットドリンクなど
  • ・地に足をつけさせるもの:さつまいも、にんじん、かぼちゃなど、穀物や甘みを含む野菜
  • 避けるべきもの
  • ・辛味、渋味、苦味
  • ・乾燥していて、軽いもの:スナック菓子、サラダ、葉野菜など
  • ・断食、絶食:体から潤いを奪うことになるため

 

PITTA(ピッタ)

PITTA(ピッタ)
 
ピッタの特徴は「軽・温・油・鋭」です。
 

  • エネルギーを増やさないために必要なもの
  • ・苦味、渋味、甘味
  • ・体を冷やしてくれるもの:きゅうり、ミント、ココナッツなど
  • ・油分:ギ―オイル、ココナッツオイルなど
  • 避けるべきもの
  • ・辛味、酸味、塩味
  • ・熱を上げるもの:唐辛子、発酵食品、トマト、ゴマなど
  • ・刺激性のあるもの:玉ねぎ、カフェイン、アルコールなど

 

KAPHA(カパ)

 
KAPHA(カパ)
 
カパの特徴は「冷・重・固・粘着・湿」です。
 

  • エネルギーを増やさないために必要なもの
  • ・辛味、苦味、渋味
  • ・体を温めるもの:唐辛子、生姜、ニンニクなど
  • ・解毒、排出作用のあるもの:葉野菜、山菜、りんご、豆類など
  • ・甘味は良くないですが、ハチミツは良い
  • 避けるべきもの
  • ・甘味、酸味、塩味
  • ・重いもの:小麦、ゴマ、餅、団子など
  • ・体を冷やすもの:甘いお菓子、瓜類、果物
  • ・脂肪分の多いもの:牛乳、ヨーグルトなど

 


 

食事と合わせてオイルマッサージで相乗効果を高めよう

アーユルヴェーダの食事法について大切な8つのルールと、ドーシャ別に合う食べものを解説しました。
紹介した内容をすべて忠実に守る必要はありません、まずは少しずつで良いので始めてみてください
きっと、体や心に起こる変化に気づくはずですよ。
また今回紹介した食事法は、アーユルヴェーダオイルを用いたオイルマッサージと合わせて取り入れることで、新陳代謝・解毒作用が高まり、さらに高い効果を得ることができます。
本格的なアーユルヴェーダオイルマッサージは日本でも受けられますので、ぜひ一度Expanseで体験してみてください。

 

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