5,000年以上もの間、世界最古の伝統医学のひとつとしてインドで伝えられてきた「アーユルヴェーダ」。
最近では、日本でもアーユルヴェーダマッサージの施術が受けられたり、食事法などの知識を学べたりできるサロンも多くなり、アーユルヴェーダに興味を持つ人たちが増えました。
一方でアーユルヴェーダに挑戦してみたいけれど、インドのものだから日本人には合わないのでは?と思っている人もいるでしょう。
今回はそんな人へ、「日本人にアーユルヴェーダは合うのか?」といった疑問や、よくある誤解をクリアに解決していきます。
アーユルヴェーダは「瞑想」や「呼吸法」、「マッサージ」や「ヨガ」、「食事法」などを用いて、人の持つエネルギーのバランスを保ち、健康を維持しましょうというインド発祥の「伝統医学」です。
病気の症状を取り除き治療していく“治療医学”である西洋医学とは違い、日々のライフスタイルにさまざまなアーユルヴェーダ法を取り入れることで、病気から身体を守り、若さや健康を保つ“予防医学”として教えられてきました。
アーユルヴェーダでは、ヴァータ・ピッタ・カパという「3つの異なったエネルギー」があり、このエネルギーをドーシャと呼びます。
人はそれぞれひとつのドーシャを持っており、このドーシャによって個々の特徴や性質が違います。
ドーシャのバランスが崩れてしまうと、心身の病気や不調を起こしてしまうため、さまざまなアーユルヴェーダの方法を用いて予防していくのですが、何よりも先にまずは自分のドーシャを深く知らないことには、どんなアーユルヴェーダが自分に合っているのかは分かりません。
ですから、自分はどのドーシャなのか、そしてどんな特徴、性質を持っているのかをしっかりと知る必要があります。
ドーシャについてさらにくわしくは、下記の記事をご覧ください。
「日本人に合うアーユルヴェーダとは?体質診断や簡単な取り入れ方紹介」
⇒ こちらをご覧ください。
アーユルヴェーダで若さや健康を維持できるということは知っているけれど、インドの伝統医学が本当に日本人に合うの?
と、アーユルヴェーダに興味はあるものの、一歩踏み出せずにいる人もいるでしょう。
また中には「実際に挑戦してみたけれど、なんとなく合わなかった」「自分に合っているという実感がなかった…」と言う人もいるかもしれません。
では、アーユルヴェーダは日本人に合わないのでは?という疑問と誤解を、ここからひとつずつ解いていきます。
まずは、インド人と日本人にどのような違いがあるのか、基本的なポイントに絞ってみていきます。
インド人 | 日本人 | |
---|---|---|
肌の色 | 褐色人種 | 黄色人種 |
体のつくり | 日本人と比べると大柄で 脂肪が付きやすい 油分の多い食事 |
インド人と比べて小柄で 痩せ型の人が多い 油分の少ない食事 |
国の風土 | 地域によって異なるが 全体的に高温多湿 大陸続き |
はっきりとした四季がある 海に囲まれている |
ドーシャ | ピッタ体質が多い | ヴァータ体質が多い |
食べもの | スパイス、ギ―などの 油分を たくさん使う |
塩分の高い食べものが多い |
こうしてみると、同じアジア人種とはいえ、これだけ多くの違いがあります。
つまり、インド現地で取り入れられているアーユルヴェーダを、そっくりそのまま日本人が完全にコピーした場合、無理が出てしまう人がいてもおかしくないということです。
インドでは、アーユルヴェーダはこうであり、アーユルヴェーダではこういうものを食べている。
だからアーユルヴェーダはこうであるべきで、インドの食材を使わないといけない!
と表面上のアーユルヴェーダ情報のみで、すべてを塗り固めてしまうのは絶対にNGです。
また、本やインターネットで見たアーユルヴェーダの食材を、とにかく全種類、片っ端から買い込んでしまう…というのもアーユルヴェーダ初心者あるあるのレッドカード。
せっかくアーユルヴェーダを始めるのだから、どっぷりインド式で!と意気込みたいのは分かりますが、自分のなりたい自分になるためのアーユルヴェーダを取り入れるためには、自分の体が受け入れやすいものからスタートすることが最重要です。
また、新しいものは常に”少しずつ試す”ことを徹底して、体がアーユルヴェーダをスムーズに取り入れられるようにしなければなりません。
人にとっては良い薬でも、自分にとっては毒であることもあります。
ですから、自分には合わないなと感じるものは、アーユルヴェーダだからと無理をして取り入れることはやめましょう。
せっかく健康を維持するためにやっていることが、逆効果になってしまいます。
自分に合わないアーユルヴェーダの方法や食べものなどが出てきたら、代わりになるものを探せば大丈夫。
たとえば、インドのアーユルヴェーダで用いられるスパイスが合わない人は、生姜やにんにく、紫蘇、みょうが、黒コショウや唐辛子など、日本人が普段から食べ慣れているもので代用することも可能です。
少しずつで大丈夫です、自分自身の心身と相談しながら、ゆっくりそして確実に自分にあうアーユルヴェーダを探し、研究し、自分のものにしていきましょう。
最近では日本にいても、インターネットやメディアなどから本格的なアーユルヴェーダの情報を得ることができ、とても便利になりました。
一方で、あまりにもたくさんの情報が飛び交い過ぎて情報錯誤を起こし、どれを選べばいいのか、そしてどうやって選べばいいのかが分からなくなってしまったり、表面上のアーユルヴェーダに惑わされ、自分に合わないアーユルヴェーダを取り入れてしまったり、という人もいるでしょう。
結果、アーユルヴェーダは日本人に合わないという誤解を生んでしまっている人がいても不思議ではありません。
インド人がインドで取り入れているアーユルヴェーダが合わない…そんな日本人にも合う本格的アーユルヴェーダが、エクスパンスにならあります。
エクスパンスでは、日本人の特徴を学び、日本人に合うアーユルヴェーダを知り尽くしたエキスパートが揃っています。
今までアーユルヴェーダを始めるのが不安だった人も、挑戦してみたけれどしっくりこなかった人も、エクスパンスなら自分に合うアーユルヴェーダに出会えますので、ぜひ一度相談してみてくださいね。
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