マッサージはむくみを解消する方法として、手軽で即効性があります。
しかし、マッサージが原因で症状が悪化してしまう可能性がある危険なむくみもあるので注意が必要です。
この記事では、マッサージが禁忌となるむくみの種類や、マッサージ以外でのむくみ改善方法を紹介します。
「マッサージをしてもむくみがなかなか解消されない」という人は、マッサージ以外のむくみ改善法も試してみてください。
マッサージをすると、滞っていた血流の循環が改善されるので、むくみ解消に効果があります。
血液の90%は水分が締めており、血流にのって身体を循環しています。
血流の循環が滞り、水分が血管からしみだして、皮膚下にたまることで、むくみになるのです。
マッサージで血流の循環を戻してあげると、水分の排出が促されるので、むくみが改善されます。
むくみの原因によっては、マッサージが禁忌となることがあります。
マッサージをしてはいけないといわれる理由は、症状によってさまざまです。
むくみが悪化することもあれば、命の危険に直面する可能性もあるので、注意が必要です。
通常とは異なるむくみを感じたときは、マッサージを控え、医療機関を受診しましょう。
ここからは、マッサージが禁忌となる、危険なむくみの一部をご紹介します。
心臓の疾患を患っている人は、マッサージによって症状が悪化する可能性があります。
たとえば、心不全を患っている場合、心臓のポンプが弱くなっているところに、マッサージで通常よりも多くの血液が心臓に送り込まれると、心不全が悪化してしまいます。
場合によっては、肺水腫を引き起こす可能性もあるので、注意が必要です。
血管疾患を患っている人は、マッサージによって症状が悪化したり、場合によっては命の危険を引き起こす場合があります。
たとえば、血栓ができている場合、マッサージによって血栓が血流にのって、心臓や脳に移動してしまうかもしれません。
心筋梗塞や脳梗塞の引き金になるため、マッサージが禁忌とされています。
悪性腫瘍も、マッサージの禁忌の一つです。
悪性腫瘍がリンパ管付近にある場合、マッサージによってリンパ節に転移してしまう可能性があります。
ただし、発症部位から遠い部位のマッサージや、緩和ケアとしてのマッサージは認められています。
その場合は、医師からの了承を得て、医療知識を持つ人にマッサージしてもらうのがおすすめです。
腫れをともなう急性期の症状は、マッサージによって痛みを強くしてしまう可能性が高いです。
急性期症状を緩和するためには、安静にする・患部を冷やす・圧迫する・患部を高く保持することが重要です。
上記の処置を行うことで、痛みを最小限に抑え、症状回復を促せます。
捻挫や打撲、骨折等でマッサージを利用したい場合は、炎症が治まってから、リハビリとして行うといいでしょう。
吐血や脳出血など、何らかの原因で出血を伴う疾患も、マッサージを行えません。
出血を伴う疾患を持つ人がマッサージを受けると、血流の循環がよくなり、出血が促される可能性があります。
命の危険が伴うので、症状回復後、医師に許可を得てからマッサージを受けましょう。
重度の内臓疾患を患っている場合、マッサージで症状が悪化する可能性があります。
マッサージによって内臓に運ばれる血液量が増えると、内臓に大きな負担がかかります。
その結果、さらなるむくみや高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などを引き起こす可能性があるので、症状が改善され、医師からの許可を得られるまでは、マッサージができません。
妊娠中のマッサージは、必ずしも禁忌であるとはいえません。
しかし、身体が大きく変化する妊娠初期や後期にマッサージを行うと、体調不良や早産、流産を引き起こす可能性があるため、おすすめできません。
妊娠期にマッサージをするなら、妊娠中期に、マタニティマッサージを実施しているサロンや病院で施術を受けるのがおすすめです。
その際は、楽な姿勢で施術が受けられるよう、工夫してもらいましょう。
ここからは、むくみをマッサージ以外で解消する方法をご紹介します。
まずは、むくみを食事で解消する方法です。
身体に取り入れるものに気を遣うだけで、むくみが解消できる可能性があります。
むくみがちな人や、マッサージが受けられない人は、これから紹介する食事のポイントに気をつけてみましょう。
塩分を多量に摂取すると、喉の渇きを引き起こします。
必要以上の水分を摂取すると、むくみにつながるため、注意が必要です。
日本人は、味噌や醤油、塩など、塩分の多い調味料を多く使用するため、WHOの塩分摂取基準よりも多くの塩分を取っているといわれています。
日常的に使用する調味料を減塩のものに変えたり、出汁をきかせ、素材の味を楽しめるよう工夫して、塩分摂取を控えましょう。
むくみ対策には、アルコールを控えることがおすすめです。
アルコールを摂取すると、血中のアルコール濃度が高くなります。
身体は、アルコール濃度を下げるために、多くの水分を取り込もうとするため、翌朝のむくみにつながるのです。
晩酌の習慣がある人は、休肝日を設けて、身体を休めましょう。
むくみ対策には、ビタミンやミネラルを積極的に摂取しましょう。
むくみ改善に役立つ栄養素として、カリウムが有名ですが、それだけではむくみ対策として不十分といえます。
栄養バランスが崩れると、自律神経に影響を与え、むくみの引き金になります。
ビタミンやミネラル、たんぱく質も積極的に取るよう、気をつけましょう。
水分の摂り過ぎは、むくみの原因になります。
しかし、水分を取らなすぎるのも、体調不良の原因です。
人間に必要な水分量は、体重1kgあたり30ml〜40mlといわれています。
自分に必要な水分量を確認して、水分摂取量をコントロールしましょう。
むくみは、食事だけでなく、生活習慣からも予防できます。
ここからは、むくみを解消する生活習慣を紹介するので、むくみに悩んでいる人は参考にしてください。
むくみ対策には、軽い運動が最適です。
運動不足になると、筋肉が弱くなり、血液を送り出すポンプとしての役割を十分に果たせません。
しかし、激しいスポーツは身体への負担も大きいため、軽い運動を日常的に継続するのがおすすめです。
軽い運動かどうかを判断する基準として、隣の人と話しながら運動ができる負荷を目安にするといいでしょう。
ストレッチは、手軽に取り入れられるため、むくみ対策としておすすめです。
筋肉が張っていると、筋肉が血管を圧迫して、血流の循環が悪くなってしまいます。
ストレッチによって筋肉に柔軟性がうまれると、血管への圧迫も解消され、血流の滞りが改善されるでしょう。
きつい下着や服は、血管を圧迫するため、むくみの原因になります。
ゆったりと着られる下着や服を身につけましょう。
小さい靴や幅の狭い靴、足の形に合わない靴も、むくみの原因です。
血管を圧迫するため、血流の循環がわるくなってしまいます。
靴を購入する際は、足の形やサイズに合う靴を選びましょう。
身体が冷えると、血流の循環が悪くなり、むくみを引き起こします。
季節ごとに最適な服を選び、身体を冷やさないよう注意しましょう。
冷え症の人は、腰や肩甲骨の間に「ホッカイロ」をはるのがおすすめです。
大きい血管が通る付近を温めると、温かい血液が循環するため、早く身体を温められます。
むくみ対策には、ストレスを溜めないことも大切です。
ストレスが溜まると、自律神経の働きが悪くなり、ホルモンバランスが崩れてしまいます。
ホルモンバランスが崩れると、むくみが起きる可能性があるので注意が必要です。
週に1回、自分の好きなことをする日を作って、ストレス発散するのがおすすめです。
この記事では、マッサージが禁忌となるむくみの種類や、マッサージ以外のむくみ対策方法を紹介しました。
マッサージはむくみ対策として、手軽で即効性のある方法ですが、場合によっては命の危険につながる可能性もあるので注意が必要です。
マッサージができない場合は、食生活や生活習慣を見直して、むくみを対策しましょう。
この記事で紹介したむくみ対策は、マッサージができる人にとってもおすすめの方法です。
マッサージでのむくみ対策に合わせて、食事や生活習慣を見直してみてください。
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