マッサージ後のだるさは回復の証?知っておきたい好転反応について

マッサージ後のだるさは回復の証?知っておきたい好転反応について
 
マッサージ後にだるさや軽い痛みを感じたり、発熱や下痢などの症状が起こったりした経験はありませんか。
 
せっかく疲れを取るためのマッサージを受けたのに、こんな症状が出て大丈夫なの?と心配になる人もいるでしょう。
しかしそれらの症状は体調不良ではなく、好転反応=体が回復しているサインかもしれません。
 
今回はそんな、マッサージ後に出る好転反応について、起こる反応の種類や、対処法、さらには注意点までを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

 
 

マッサージの好転反応とは

マッサージの好転反応とは
 
好転反応とは、マッサージの施術でリンパの流れや血流を促進したことで、日頃から溜まっていた毒素が体中をめぐったために起こる症状。
 
症状の多くはだるさや軽い痛み、頭痛や発熱などで、風邪を引いたとき、また疲れが出たときのような症状に似ているケースも多いことから、病気なのでは?と思う人も少なくないでしょう。
 
しかし、それらの症状が好転反応の場合は病気ではなく、マッサージによってため込んでしまった老廃物を一気に外へ押し出そうとしている証拠。
 
つまり、体が回復しているというサインなのです。
 
好転反応は施術を受けた翌日から2、3日くらいで治まるのが特徴ですが、もしそれより長引いたり、さらに悪化しているような場合は、病気が隠れているかもしれないので、医療機関へ行くようにしてください。

 
 

好転反応と揉み返しの違い

 
マッサージの好転反応とよく間違われるものに、揉み返しがあります。
 
揉み返しはマッサージ施術の際、筋繊維にダメージを与えたことにより炎症を起こしてしまった状態。
軽い痛みが出る好転反応とは違い、とても強い痛みが起こります。
また、2、3日安静にしていれば落ち着く好転反応とは違い、揉み返しは痛みが長引くのも特徴です。
 
もし揉み返しが出てしまったら、炎症の起こっている患部を氷や保冷材などをタオルで包んだもので10分ほどアイシングすると少し落ち着くでしょう。

 
 

好転反応4つの種類と主な症状

好転反応4つの種類と主な症状
 
マッサージの好転反応には4つの種類があります。
 
ここからは「4つ」の種類の内容と、それぞれの主な症状についてみていきましょう。

 
 

1.過敏反応

 
運動や入浴で体が痒くなった、という経験をしたことはありませんか。
 
それがまさにこの過敏反応です。
 
固くなっていた筋肉がマッサージでほぐされ、血液の循環が急によくなり、神経が正常に働き始めたことで起こります。
 
『主な症状:痒み、筋肉痛のような痛み、発汗、頭痛(首の施術で)など』

 
 

2.弛緩(しかん)反応

 
弛緩とは『緊張がなく緩み、だらんとしている状態』のことを指します。
 
マッサージによる弛緩反応とは、ほぐされた筋肉が緊張から解きほぐされ、リラックスした状態になり、頭がぼーっとしたり、強い眠気を誘発したりすること。
 
また凝り固まった筋肉のなかに滞っていた毒素や老廃物が、マッサージ施術を受けたことで筋肉がほぐれ緩み、一気に流れ出てしまうのですが、その際に臓器が対応しきれなくなり発熱を起こす場合もあります。
 
『主な症状:疲れ、倦怠感、発熱など』

 
 

3.排泄反応

 
マッサージによって血液やリンパの流れが改善され、体内の解毒作用が急激に高まることで起こるのが排泄反応です。
 
体は要らないものを一気に排出しようとするので、今まで老廃物をため込んでいればそれだけ、さまざまな箇所で毒素の渋滞が起こり、排泄反応は大きくなります。
 
『主な症状:吹き出物、湿疹、ニキビ、尿・便の変化、目ヤニなど』

 
 

4.回復反応

 
今まで血行が悪くなってしまっていたところをマッサージすることで、ドロドロしていた血液が動き出し体内をめぐり始めます。
 
このときに起きるのが回復反応です。
 
ドロドロの血液がキレイに浄化され、血流が良くなるにつれて症状は落ち着いていきます。
 
『主な症状:発熱、吐き気、倦怠感、腹痛

 
 

女性は悪血(おけつ)がある場合も

 
女性の場合、マッサージを受けた後の生理で、経血の量が2~3倍になることがあります。
 
これはマッサージによって血流とリンパの流れが促進されたことで起こる、回復反応のひとつです。
 
またほかの反応とかさなり、生理痛がいつもよりも重いと感じるかもしれません。
 
そんなときは無理をせず、しっかりと休息を取るようにしましょう。

 
 

マッサージの好転反応に今すぐできる4つの対処法

マッサージの好転反応に今すぐできる4つの対処法
 
マッサージ後に好転反応が出てしまっても、自宅で今すぐできる対処法を「4つ」紹介します。

 
 

1.水または白湯を2L以上飲む

 
体にため込んだ老廃物を少しでも早く、そして効率よく体から排出するためには、水または白湯をたくさん(目安は2L)飲んでください。
 
味のない水や白湯をそんなにたくさん飲むのは苦手…という人は、デトックス効果の高いお茶ハーブティでも大丈夫。
 
その際、刺激物となるカフェインが入ってないかどうか、しっかりチェックをしてから飲むようにしましょう。

 
 

2.湯船につかって汗を出す

 
湯船につかってしっかりと汗を出すのもデトックス効果が高く、毒素を体外へ出すにはもってこいの対処法です。
 
また、お風呂につかることはリラックス効果も高く、デトックスとの相乗効果が得られます。

 
 

3.適度な運動をする

 
好転反応でだるく感じているから、ゆっくりしたい…と思う人も多いでしょう。
 
しかし、適度な運動は血液やリンパの流れを助けてくれるため、老廃物を排出しやすくなります。
 
激しい運動は禁物ですが、ストレッチなど軽い運動をしてデトックスしましょう。

 
 

4.しっかりと睡眠を取る

 
質の良い睡眠をしっかりと取ると自然治癒力が高まり、体が正常な状態に回復するまでの速度も早まります。
 
体が回復できれば、自然と好転反応は治まりますので、しっかりと寝る時間を確保しましょう。

 
 

好転反応が出ないよう日頃からのデトックスを心がけて

 
好転反応は、毒素や老廃物が溜まっていれば溜まっているほど起きやすくなります。
 
ですから、マッサージ後に好転反応が出ないようにするためには、日頃から老廃物をため込まないことが大切です。
 
アーユルヴェーダマッサージのExpanse..では、マッサージを受けることで定期的なデトックスができると同時に、毒素をため込まないようなライフスタイルについてのアドバイスも受けられます。
 
どのくらいの頻度でマッサージするといいのかなど、「アーユルヴェーダマッサージの通い方」についてはこちらを参考にしてみてください。

 

「マッサージを行うおすすめの頻度は?サロンの選び方や注意点も解説」
⇒ こちらをご覧ください。
 
 

マッサージの好転反応が起きたときに避けるべき5つのポイント

マッサージの好転反応が起きたときに避けるべき5つのポイント
 
マッサージ後に好転反応が起きてしまったら、これらの行動はNGですので気を付けてください。

 
 

1.激しい運動

 
好転反応が出ている際、軽い運動は血液やリンパの流れを良くするのでおすすめですが、激しい運動は筋肉に必要以上の負担をかけることになるため避けてください
 
日常的に激しい運動を楽しんだり、仕事柄体力を使う人もいるかもしれませんが、好転反応が落ち着くまではなるべく控えるようにしましょう。

 
 

2.脱水症状

 
好転反応が起こったときは、とくに脱水症状に注意してください。
 
普段からあまり水分を取らない、または水分を取るのが苦手だという人も、好転反応が出ている間は必ず、意識的にしっかりと水分を取りましょう。
 
このとき飲んでほしい水分の目安は「2L以上」。
 
白湯を飲むのがおすすめです。

 
 

3.カフェインなど刺激物の摂取

 
マッサージの施術を受けて、体中の神経はすでに刺激を受けた状態になっています。
 
そこへさらに刺激物を取り入れてしまうと、さらに激しい過剰反応を示してしまうため、カフェインや大量の香辛料などの刺激物は、好転反応が治まるまで摂取しないようにしてください

 
 

4.アルコール摂取

 
マッサージ後は血流が促進されますので、アルコールを摂取するといつも以上の速さで回ってしまいます。
 
自分はお酒が強いから…と自信がある人でも、悪酔いをする可能性があるのでおすすめできません。

 
 

5.予定のつめ込み

 
好転反応が出てしまうと、体が思うように動かせなかったり、頭がぼーっとしてしまったりと、いつもならできることができないような状態になることがあります。
 
ですから、マッサージを初めて受ける人や、マッサージ後はいつも好転反応が出るという人は、好転反応が出ることを想定して、マッサージ後なるべく予定を入れないようにしましょう

 
 

好転反応の症状が長引くときには医療機関へ相談しよう

 
マッサージ後の好転反応は、マッサージを受けて筋肉がほぐされたことによって、今まで上手く循環していなかった血液やリンパが勢いよく流れ出し、老廃物を排出しようとする際に起こる反応です。
 
つまり体が正常な状態へ戻ろうとしている、回復のサイン
 
しかし、ときに好転反応によく似た症状の病気や怪我などが隠れている場合もあります。
 
通常、好転反応であれば2~3日安静にしていれば落ち着きますが、もし症状が良くならないまたは、悪化していることがあれば、なるべく早めに医療機関へ相談するようにしてください。

 
 

マッサージの好転反応はExpanse..で上手くコントロールしよう

 
マッサージ後に起こる好転反応について、どんな症状が出るのか、対処法、そして好転反応が出てしまった際の避けたいポイントなどを紹介しました。
 
好転反応は体が正常な状態へ回復しているというサインなので、何も心配することはありませんが、出ないに越したことはありません。
 
そのためには、日頃から毒素や老廃物をため込まない生活習慣を取り入れるといいでしょう。
 
アーユルヴェーダマッサージのExpanse..では、マッサージ後に好転反応が出てしまっても経験豊富なスタッフが丁寧に対応してくれるだけでなく、好転反応が出にくくなるようなデトックスライフについてのアドバイスもしてもらえます。
 
マッサージ後にいつも好転反応がでてしまう、好転反応の症状が心配でマッサージが受けられない…そんな人はぜひ一度Expanse..に相談してみてくださいね。

 

「Expanse..について詳しくは、【公式サイト】をご覧ください。」
⇒ こちらをご覧ください。

 

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